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大原美術館|アクセス・利用案内・見どころ・カフェ・ランチ情報


大原美術館について

大原美術館は、岡山県倉敷市生まれの実業家・大原孫三郎と、岡山県出身の画家・児島虎次郎の深い友情に端を発し、1930年に開館した日本初となる西洋美術中心の私立美術館です。大原からの支援を受け、絵を学んだ児島は、三度ヨーロッパへ渡りました。年齢の近い両者は画家とパトロンという関係を越え、生涯にわたり友情を深めます。美術館では、大原からの資金提供のもと、児島がヨーロッパ滞在中に収集した作品や、47歳という若さで亡くなった児島の作品を展示・公開されています。「美術館は生きて成長してゆくもの」という信念のもと、豊富なコレクションを収集し、子どもたちや社会人を対象とした教育普及活動などにも力を入れています。


美術館は本館、分館(2024年8月現在休館中)、工芸・東洋館など複数の館で構成され、美術館の向かいにある大原家の別邸であった有隣荘での特別公開も開催されます。

※2025年春、児島虎次郎記念館開館予定


なお、工芸館横の中庭にある池の睡蓮は2000年の創立70周年に画家クロード・モネのジヴェルニーの自宅庭園から株分けされたもの。毎年黄色やピンクの可憐な花を咲かせ、夏に見頃を迎えます。



大原美術館のアクセス・利用案内

住所

岡山県倉敷市中央1-1-15

電話番号

086-422-0005

最寄駅からのアクセス

JR「倉敷」駅から徒歩約15分

開館時間

《12月~2月》9:00~15:00(最終入館14:30)

《3月~11月》9:00~17:00(最終入館16:30)

※時期によって変動あり

休館日

毎週月曜日・冬期休館あり(休館日が祝日、振替休日と重なった場合は開館。7月下旬~8月)

入館料

《本館/工芸・東洋館 共通》一般 2,000円、高校・中学・小学生(18歳未満の方)500円 

設備

駐車場なし、入館券売場の隣に手荷物預かり所(無料)あり、車椅子・ベビーカーの貸出(無料)あり

公式Webサイト





大原美術館の見どころ


コレクション

常設展 展示風景 ※展示内容が異なる場合があります

大原美術館は近現代を中心とした西洋美術や日本美術の名作に加え、中国やオリエントの古美術品など約3,000件を所蔵しています。エル・グレコの《受胎告知》やモネの《睡蓮》、ゴーギャンやルノワールなどの名画も鑑賞できる日本有数の西洋美術を中心に展示する美術館です。


また、美術館の設立に大きく寄与した児島虎次郎がベルギー留学時代に描いた《和服を着たベルギーの少女》や、岡山県の津山を愛し頻繁に訪れていたという棟方志功の《鷹持妃板画柵》も、大原美術館を代表する作品と言えるでしょう。



建築

大原美術館は岡山県出身の建築家・薬師寺主計によって設計されました。本館の外観は古代ギリシャ時代のイオニア式の柱を模した重厚な作りで、巨匠の作品を展示するにふさわしい風格が感じられます。入口付近の2体のオーギュスト・ロダンによる彫刻とともに厳かな雰囲気で訪れたものを出迎えるその姿は、倉敷美観地区のシンボルともいえるでしょう。


また、民藝運動に関わった芸術家たちの作品や東アジアの古美術が鑑賞できる工芸・東洋館は江戸時代の米蔵を改造したものとなっています。大原家の別邸であった有隣荘も本館と同じく薬師寺主計が設計を手掛けています。


本館2階にある特徴的な丸窓


代表的な過去の展示

大原美術館では本館、工芸・東洋館、有隣荘などを活用し、常設展のほか年に数回展覧会を開催しています。特に有隣荘で行われる展覧会は、和室や洋間を効果的に使った趣のある展示方法に惹きつけられる人も多く、人気を集めています。


〈主な企画展〉

令和5年春の有隣荘特別公開「モノクローム 空間と響きあう色」(2023年)

ARKO2023谷原菜摘子」(2023年) 

令和5年秋の有隣荘特別公開「家族のかたち」」(2023年)

AM倉敷vol.17 高松明日香 ― 光は世界を駆け巡る」(2024年)

特別展「異文化は共鳴するのか?大原コレクションでひらく現代への扉」(2024年)



ミュージアムショップ

2022年にリニューアルオープンした大原美術館のミュージアムショップでは、美術館の所蔵作品をモチーフとした多彩なグッズを取り扱っています。ポストカード、図録、巨匠の絵画作品を模した複製画に加え、Tシャツやスカーフ、サコッシュ、扇子など、日々に生活を彩る魅力的なアイテムが豊富です。


営業時間:

《12月~2月》10:00〜16:00

《3月~11月》本 店 10:00〜17:15

休店日:館内店は美術館に準じる

※詳細は大原美術館Webサイトをご確認ください。



カフェ・レストラン情報

美術館内にカフェ・レストランはありません。近隣のおすすめカフェを次の見出しでご紹介します。





大原美術館周辺のおすすめスポット


カフェ エル・グレコ

大原美術館の隣に「カフェ エル・グレコ」というカフェがあります。蔦の葉に覆われた趣のある外観が目を引くこちらの建物は、大原美術館の設立者・大原孫三郎の事務所として大正末期に建設され、その後、1959年に孫三郎の長男・總一郎の提案でカフェとしてオープンしました。エル・グレコの《受胎告知》の模写などが展示された店内で、コーヒーやケーキなどの軽食を味わうことができます。





住所

岡山県倉敷市中央1-1-11(大原美術館隣)

電話番号

086-422-0297

最寄駅からのアクセス

JR「倉敷」駅から徒歩で約15分

営業時間

10:00~17:00(最終入館16:40)

休日

月曜日(祝日の場合は営業)

公式Webサイト



倉敷美観地区

岡山県の「倉敷美観地区」は、江戸時代の面影を残す白壁の屋敷やなまこ壁、伝統的な木造家屋が建ち並ぶ岡山観光の定番スポット。国から「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。特に、柳並木が美しい倉敷川沿いや木造の町家が軒を連ねる旧街道「本町通り」は、町歩きの際の見どころとなっています。


町家や蔵などをリノベーションしたお洒落なカフェや、お土産店が数多くあり、倉敷帆布や倉敷デニムといった倉敷ブランドを扱う店もあります。また、大原美術館のほかにも魅力的な文化施設が近距離に数多く点在しており、一日かけてゆっくりと楽しめるエリアです。



UKIYO-E KURASHIKI / 国芳館

倉敷美観地区にある「UKIYO-E KURASHIKI / 国芳館」は、浮世絵の魅力を倉敷美観地区から世界に向けて発信するプロジェクトの一つとして誕生しました。また、江戸時代末期を代表する浮世絵師・歌川国芳の作品を常設展示する世界初のミュージアムです。大胆な構図と奇想天外なアイデアが近年国内外で高い評価を受けている歌川国芳。美術館では《相馬の古内裏》《龍宮玉取姫之図》《龍宮城 田原藤太秀郷に三種の土産を贈》など数多くの作品を所蔵し、選りすぐりの作品約100点を常設展示しています。

浮世絵に囲まれて抹茶やコーヒーなどを楽しめるミュージアムカフェ「茶屋国芳」も人気です。




住所

岡山県倉敷市本町1-24

電話番号

090-8242-1443

最寄駅からのアクセス

JR「倉敷」駅から徒歩約15分

開館時間

10:00~18:00(最終入館17:30)

休館日

火曜日 (祝日の場合は開館)、年末年始および臨時休館日

入館料

一般 1,300(1,000)円、大学・高校生 1,000(800)円、中学・小学生 500(300)円、未就学児 無料 無料

※( )内は15名以上の団体料金

設備

駐車場なし。周辺の有料駐車場を利用すること。

公式Webサイト



倉敷市立美術館

1階エントランスホール 撮影:森昌史

倉敷市立美術館は倉敷美観地区に程近いエリアに位置しています。倉敷市ゆかりの日本画家・池田遙邨(いけだようそん)の作品を豊富に所蔵するほか、洋画家の坂田一男や木工芸家の大野昭和斎ら郷土ゆかりの作家の絵画・彫刻・工芸品などを約11,000点収蔵しています。

建物は世界的建築家・丹下健三の設計によるもので、旧市庁舎本館を活用しており、国の登録有形文化財にも指定されています。特徴的な3階講堂のデザインや吹き抜けのエントランスも、美術館の見どころの一つ。年に数回特別展を開催しており、展覧会関連イベントやギャラリートークなども盛んに行っています。

倉敷市立美術館 3階講堂 撮影:森昌史

撮影:森昌史

住所

岡山県倉敷市中央2−6−1

電話番号

086-425-6034

最寄駅からのアクセス

JR「倉敷」駅から南に徒歩15分

開館時間

9:00~17:15(入館は16:45まで)

休館日

毎週月曜日(祝日または振替休日の場合は翌日)、くんじょう休館、年末年始など

※そのほか、臨時休館あり

入館料

一般210(150)円、高大生100(70)円、小中生50(30)円

※コレクション展の入館料。特別展料金は別途設定。

※( )内は20名以上の団体割引料金

設備

駐車場なし。周辺の有料駐車場を利用すること。車椅子用トイレあり。

公式Webサイト


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