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京都市京セラ美術館|アクセス・利用案内・見どころ・カフェ・ランチ情報

更新日:2023年12月18日

京都市京セラ美術館について

撮影:来田猛

京都市京セラ美術館は、京都市左京区にある四季折々の自然を楽しめる岡崎公園にあります。平安神宮や京都国立近代美術館、京都市動物園などを訪れる人々でにぎわう、文化的なエリアです。


美術館の創建は1933年。現存する日本の公立美術館の中では最古の建築として知られています。美術館開館当初から、京都画壇をはじめとする地元ゆかりの作品を数多く収集しており、多彩な展覧会を開催。多くの人々が芸術文化を享受する場所であり、岡崎エリアのシンボル的存在として芸術を発信してきました。


2020年には、大規模改修によってリニューアルオープン。新たな通称「京都市京セラ美術館」を得ました。リニューアル後は、「文化首都・京都」の拠点として、伝統と革新が交わり進化する京都を体現するような文化施設へと発展を目指し、時代やジャンルを越境した芸術を発信しています。


また、創建当初の意匠を保存しつつ、現代的な要素を取り入れた建築は高い評価を得ており、建築も人々の鑑賞対象となっています。


撮影:来田猛



京都市京セラ美術館のアクセス・利用案内

住所

京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124

電話番号

075-771-4334

最寄駅からのアクセス

  • 地下鉄東西線「東山」駅より徒歩約8分

  • 京阪「三条」駅地下鉄東西線「三条京阪」駅より徒歩約16分

開館時間

10:00~18:00(最終入場時間は展覧会により異なります)

休館日

月曜日(祝・休日の場合は開館)、年末年始(12月28日~1月2日)

入館料

「コレクションルーム」

  • 一般 京都市内在住の方520円、市外在住の方730円団体(20名以上)620円

  • 小中高生等 京都市内在住(通学)の方無料、市外在住の方300円、団体(20名以上)200円

  • 小学生未満 無料

※京都市在住の方は住所がわかるものをご提示ください。

※京都市在住の70歳以上の方(身分証明書をご提示ください)、障がい者手帳等を提示の方およびその介護者1名は無料です。

※京都市キャンパス文化パートナーズ制度に登録している学生で会員証・学生証を提示の方は観覧料100円です。

「企画展・別館」は展覧会ごとに料金が異なります。

設備

駐車場、車椅子貸し出し、エレベーター、筆談器・触地図、ヒアリングループ補聴システム、多目的トイレ、救護室、オムツ交換台、ベビーチェア、授乳室(調乳専用浄水器、給湯器、シンク)、ミュージアムショップ、カフェ

留意事項

補助犬との同伴可

公式Webサイト


撮影:来田猛


京都市京セラ美術館の見どころ


コレクション

日本画、洋画、彫刻、版画、工芸、書など、明治以降から現在に至る美術品を中心に、約4,200点の作品を所蔵しています。

中でも、幸野楳嶺や竹内栖鳳、上村松園などの京都画壇の作品群は、明治期から昭和期にかけた近代日本を代表する作品が揃っており、美術館の中核を成すコレクションです。



建築

撮影:来田猛

2020年春のリニューアルオープンにおいて、基本設計を担当したのは建築家の青木淳と西澤徹夫です。改修当時、創健から80年余りの年月を重ねていた美術館は、多くの人々の記憶に刻まれてきました。中でも特徴的な「帝冠様式」の意匠を保存しつつ、新たな機能・魅力を付加しました。その設計が高く評価され、2020年の第8回京都建築賞「最優秀賞」をはじめ数々の賞を受賞しています。


現在の建築で最も象徴的なのは、地下1階部分に南北にわたる透明なファサード「ガラス・リボン」です。広場を掘り下げ地下にエントランスを設けることで、建物の北から南までを軽やかな流線形のファザードが続く、開放的な空間が生まれました。「ガラス・リボン」は、歴史的建築との融合をもたらすだけではなく、美術館の内と外をつなぐ機能を果たしています。


撮影:来田猛

本館 光の広間 天の中庭 / 撮影:来田猛

中央ホール / 撮影:来田猛



代表的な過去の展示

リニューアルオープン後、美術館には「コレクションルーム」「東山キューブ」「ザ・トライアングル」といった3つの展示室が新設されました。

「コレクションルーム」では、年間数回の展示替えを行い、所蔵品の魅力を発信。日本画の名品を中心に、各分野で季節を感じさせる展示を実施しています。「新館 東山キューブ」では、現代アートを中心に多様なジャンルの展覧会を開催。「京都市京セラ美術館開館記念展 杉本博司 瑠璃の浄土」は、この場所で開催されました。「ザ・トライアングル」は、新進作家を紹介するスペースです。「作家・美術館・世界(鑑賞者)」の3者を結ぶ拠点として、多彩なアートを発信しています。


〈主な展示〉

「京都市京セラ美術館開館記念展 杉本博司 瑠璃の浄土」(2020年)

「京都市京セラ美術館開館1周年記念展 モダン建築の京都」(2021年)

「京都市京セラ美術館開館1周年記念展 コレクションとの対話:6つの部屋」(2021年)

「特別展 綺羅(きら)めく京の明治美術―世界が驚いた帝室技芸員の神業」(2022年)

「特別展 跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー」(2023年)



ミュージアムショップ

京都市京セラ美術館のミュージアムショップ「ART RECTANGLE KYOTO」は、ホワイトの色調で統一されたスタイリッシュな空間が印象的です。美術書籍や展覧会グッズはもちろん、京都の伝統文化を楽しめる限定商品、オリジナルスイーツなど、豊富なラインナップが展開されています。洗練されたデザインのオリジナルグッズは、おしゃれな友人へのお土産にもおすすめです。




ART RECTANGLE KYOTO

営業時間

10:30~18:30

定休日

美術館休館日に準じます

Webサイト



カフェ・レストラン情報

撮影:前谷開

美術館の中には、「ENFUSE(エンフューズ)」というカフェがあります。地下1階にありながら、スケールのあるガラス越しに岡崎公園の自然を見渡せる、開放的な空間です。

メニューは、京の素材をふんだんに使ったおかずプレートや、地元のベーカリーで焼かれた パンで作るサンドイッチなど、京都の生産者やこだわりの食材を使った料理を楽しめます。テイクアウトにも対応しており、天気の良い日は岡崎公園でピクニックも楽しめます。


撮影:前谷開

営業時間

10:30~19:00(L.O. 18:00)

定休日

美術館休館日に準じます

Webサイト




京都市京セラ美術館周辺のおすすめスポット


京都国立近代美術館

撮影:四方邦熈

京都国立近代美術館は、京都市左京区の岡崎公園内にある美術館です。京都市京セラ美術館からもほど近い場所に位置しています。


絵画、彫刻、版画、素描類、工芸、デザイン、写真など、多種多様な作品・資料を収集しています。特に、京都を軸とした西日本の工芸品・美術品のコレクションを豊富に所蔵しており、地域に密着した企画展は美術館の見どころと言えます。教育普及にも力を入れているため、ワークショップやギャラリーツアーへの参加もおすすめです。子ども向けのプログラムも開催されています。






野村美術館

野村美術館は、京都市左京区に位置する美術館です。野村財閥を築いた二代目野村徳七(号・得庵)が集めたコレクションを軸に、1984年に開館しました。実業家で近代数寄者でもあった野村氏は、茶道と能に造詣が深く、コレクションは茶道と能を主なテーマとしています。




泉屋博古館

泉屋博古館は、京都市左京区鹿ヶ谷にある美術館です。住友家から寄贈された美術品の保存・展示をしています。なお、「泉屋博古館東京」が東京・六本木にあります。所蔵総数は《秋野牧牛図》と《線刻仏諸尊鏡像(線刻釈迦三尊等鏡像)》の国宝2件、重要文化財19件、重要美術品60件を含む約3,500件にのぼります。


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