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ART TOURISM 「EXPOで巡るべきパビリオン特集」シンガポール 「ドリーム・スフィア The Dream Sphere」


©︎The Singapore Pavilion, Expo 2025 Osaka
©︎The Singapore Pavilion, Expo 2025 Osaka

シンガポールパビリオンは、「ゆめ・つなぐ・みらい(英語:Where Dreams Take Shape)」をタグラインに掲げ、パビリオンの来場者が、シンガポールとともに夢の無限に広がる可能性を探求し、未来を築いていく行動のきっかけを創出する場所です。


また、シンガポールの複数のアーティストによる没入型のアートインスタレーションで、五感を刺激するようにデザインされています。


ドリーム・スフィアと呼ばれるシンガポールパビリオンの物語は、大きく3つの章に分かれ、「ゆめ・

つなぐ・みらい」のタグラインのもと描かれています。



Chapter 1:

©︎The Singapore Pavilion, Expo 2025 Osaka
©︎The Singapore Pavilion, Expo 2025 Osaka

時代を超えて、シンガポールの人々は何世代にもわたって、帰属し、成長し、繁栄する場所を夢見てきました。


人々の努力によって夢が形となり、シンガポールには、より活力が生まれます。このように、希望と夢が集まるシンガポールは、これからも多くの夢を育む場所であり続けます。

アワードを受賞したローカルアーティスト、ジェロルド・チョン(Jerrold Chong)のパステル調のアニメーションで来場者を迎えて、ドリーム・スフィアが展開する夢の物語が始まります。



また、メリッサ・タン(Melissa Tan)とアシュリー・ヨー(Ashley Yeo)によるアートインスタレーションが続き、それらの作品はとても繊細な切り紙を使用して、シンガポールがシティ・イン・ネイチャー(自然の中の都市)として発展してきたことを、来場者に語りかけます。




©︎The Singapore Pavilion, Expo 2025 Osaka
©︎The Singapore Pavilion, Expo 2025 Osaka

Chapter 2:

©︎The Singapore Pavilion, Expo 2025 Osaka
©︎The Singapore Pavilion, Expo 2025 Osaka

すべてを受け入れる未来の家づくりとは? シンガポールは、人々が動植物と調和して共存する都市づくりを追求しています。私たちがどのように繁栄する都市国家を築き、住まいを新たに想像し、可能性に満ちた新しい都市を追い求めているのかを紹介します。


ここでは、引き続き、アシュリー・ヨーが手がけたペーパーアート・インスタレーションに、ジェロルド・チョンのカラフルな映像が重なり、シンガポールの自然との持続可能な共生の取り組みを表現しています。



また、次の章へと続くトンネルでは、没入感のある魅惑的なアート体験で国内外に知られるサウンドアーティストのズル・マハムード(Zul Mahmod)によるサウンド・インスタレーションが楽しめます。


電動オルゴールが雲を模して天井から繊細に吊り下げられ、幻想的な空の風景のダイナミックな視覚聴覚体験を創り出します。光と影、質感と模様、動きの魅惑的な相互作用とともに、ささやくような音が響きわたり、訪れる人を雲の中のシームレスな音の旅に包み込みます。



©︎The Singapore Pavilion, Expo 2025 Osaka
©︎The Singapore Pavilion, Expo 2025 Osaka

Chapter 3:

この章では、いよいよ、ドリーム・スフィアの内側に来場者は誘われ、また自ら参加することで、夢が形になるインタラクティブな展示を楽しめます。シンガポールパビリオンでは、このような展示のほかに、カフェ、バーや物販スペースなどを設けるとともに、アーティストのパフォーミングプログラムも予定し、来場者が様々なシンガポールの文化を体験できるコンテンツを用意しております。




シンガポールパビリオン参加アーティスト



Ashley Yeo (アシュリー・ヨー)

1990 年生まれ。シンガポール在住。2011 年にシンガポールのラサール芸術大学で美術学士号を取得し、2012 年に英国・ロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アーツ、ロンドン芸術大学で美術修士号を取得。シンガポール、日本、韓国、英国、米国にわたり、数多くの展覧会に参加。2018 年には、英国・ロンドン「ロエベ財団クラフトプライズ」において、シンガポール人アーティストとして初めてノミネートされた。軽快さと緩慢さをテーマとするアシュリーの作品は、享楽的な文化の蓄積に対する考察に基づき、柔らかさや壊れやすさを連想させる。また、紙の彫刻においては、幾何学、精密さ、シンプルな素材が持つ精神的な力を探求している。現在のアシュリーは、自然との関係維持に関心を持ち活動を行う。



Jerrold Chong (ジェロルド・チョン)

数々の賞を受賞するアニメーション映画作家・監督として活躍。2022 年に、ナショナル・アーツ・カウンシル(NAC) からヤング・アーティスト・アワードを受賞。地元のアニメーションスタジオであるファインディング・ピクチャーズの共同設立者でもある。ジェロルドの作品は、カンヌ国際映画祭監督週間、釜山国際映画祭、アヌシー国際アニメーション映画祭、シンガポール国際映画祭(SGIFF) など、数多くの国際映画祭で上映されている。また、2021 年のシンガポール建国記念日のアニメーション・ミュージックビデオ「The Road Ahead」の共同監督

も務めた。



Melissa Tan (メリッサ・タン)

1989 年生まれ。シンガポールを拠点に活動するビジュアル・アーティスト。

2011 年にラサール芸術大学で、美術学士号を取得。これまでに、7 つの個展と多数のグループ展に参加し、最近では「ヤング・アーティスト・アワード2023」を受賞した。

2016 年のシンガポール・ビエンナーレ「鏡のアトラス」に、最年少で参加。また、フランスのシャトーや印象派展、ロンドンのストラルタ・アート・フェア、サーチ・ギャラリー、フランス国立芸術評議会のデナ財団アーティスト・レジデンシー・プログラムなどの展覧会などに参加した。

メリッサの創造への関心は、常に自然への憧憬と、マッピングや文脈化のさまざまな方法に導かれてきた。最近のプロジェクトでは、動く空間オブジェクトの詩学と、古典的な神話や物語の共鳴を探求している。



Zul Mahmod (ズル・マハムード)

シンガポールの現代アート界における著名人。サウンドアートへの革新的なアプローチで知られる。

作品は、空間認識、聴覚建築、社会的テーマを探求し、さまざまな分野を融合させ、深いインパクトを与える。2006 年の「大垣ビエンナーレ」ではシンガポール代表として参加、2007 年の「ヴェネチア・ビエンナーレ」では、シンガポール初の本格的な音響彫刻を制作したことは顕著であるした。2017 年には、「シンガポール・ビエンナーレ2016」への貢献が認められ、第 1 回福武總一郎賞を受賞した。「SONICreflection」は、その後、高い評価で福武財団に収蔵され、ズルの世界的なアート界での地位を確立している確固たるものにしている。




----- ゆめ・つなぐ・みらい-----




シンガポールは、1965 年の独立以来、自然環境から地域社会まで、動植物を含むあらゆる生命(いの

ち)にとって住みやすい環境を作るという想いを、1つ1つ現実に変えてきましたが、「ドリーム・スフィア(TheDream Sphere) 」と命名したシンガポールパビリオンでは、大胆で革新的なその取り組みをご紹介します。


日本語のタグラインとして掲げる「ゆめ・つなぐ・みらい(英語:Where Dreams Take Shape)」 は、パビリオンの来場者が、シンガポールと共に、夢が持つ無限の可能性を探求し、未来を築いていく行動を喚起するきっかけとしたい、という想いを込めています。





シンガポール政府観光局について

シンガポール政府観光局(英文名 Singapore Tourism Board)は、シンガポール通商産業省に所属する

政府機関の1つです。シンガポールの経済の主要な産業である観光において、その促進と観光資源の

開発に従事しています。現在、海外に 20 の支局と 5 のマーケティング・オフィスを持ち、日本においては1973年に東京オフィスを設立しました。


シンガポールパビリオン: https://expo2025singapore.sg/

コーポレートサイト: https://www.stb.gov.sg/

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