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ART TOURISM 「EXPOで巡るべきパビリオン特集」 オランダパビリオン「コモングラウンド」

更新日:2月1日



©︎AND BV & Plomp
©︎AND BV & Plomp


持続的に利用可能なクリーンエネルギーと日の出を表す、光る球体「man made sun —次世代への太陽」が中央に浮かぶオランダパビリオン。


長方形の建物の真ん中に球体があるため、上から覗くと日本の国旗のようにも。1970年大阪万博「太陽の塔」の、未来を表す「黄金の顔」とほぼ同じサイズに設計されたこの球体は、日蘭の変わらぬ友情とパートナーシップを讃えます。


来場者の皆様はこの球体の中に足を踏み入れ、パビリオンの旅のハイライトとなる没入型の体験を味わうこととなります。


また歴史的にもオランダを象徴する「水」という存在は、大阪•関西万博オランダパビリオンのデザインにおいても重要な要素です。建物の外壁は波打つスラットによって水を比喩的にデザインしているほか、水面を表現する鏡面のような屋根は、木造リングの上からパビリオンを見下ろすと、空が反射し球体が浮いたように見える設計となっています。




©︎AND BV & Plomp
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「man made sun ー次世代への太陽」が導く、エネルギー変革の旅


オランダパビリオンに足を踏み入れると、来場者は「エネルギーオーブ」という球体を手にします。

このオーブに導かれ、インタラクティブな体験をしながら、エネルギー転換を実現する旅に引き込まれていきます。


“すべての人に持続可能なクリーンエネルギーを’'というオランダのビジョンに胸を躍らせ、数々の革新的な技術に刺激を受けながら、忘れられない思い出を持ち帰っていただけることを期待しています。



©︎AND BV & Plomp
©︎AND BV & Plomp


廃棄ゼロを目指し、再利用される「循環型」建築


サーキュラリティ(循環性)とは、限られた素材を、繰り返し活用し循環させるためのシステムです。

オランダパビリオンは、このサーキュラリティの発想に基づいて設計されています。


建築に用いられるすべての資材はシステムに登録されており、万博会期後にはそれらが再使用・再利用されることになっています。解体と再組立可能な資材をできる限り使用することで、資源の価値を失うことなく、将来的に再利用することができるのです。






共に世界の課題に立ち向かおう

Let's start solving global challenges together


オランダは、世界中のパートナーとともに、私たちの社会と地球が直面する、多くの課題の解決に取り組みます。気候変動。エネルギー転換。食糧の安全保障。グローバルヘルス。

これらの課題を解決するには、さまざまな国や人々の力が必要です。


多様で異なる角度から物事を見つめ、既成概念にとらわれず、新しいアイデアや可能性を探求する必要があります。そして、コモングラウンドー共通の基盤の上に立ち、互いに協力することで、革新的で持続可能な解決策を生み出すことができます。



コモングラウンドー共創の礎


『コモングラウンド』とは、共感し分かち合うこと。

共創の礎、そして新しい価値を共に生み出すための基盤となるものです。このコモングラウンドという考え方は、今のオランダの根幹・考え方・景観の基盤となっています。


国土の約4分の1が海面下にある国であるオランダのDNAには、創意工夫の歴史が刻まれています。

遠い昔から、オランダは水害との闘いの中で数え切れないほどの困難を乗り越え、共通の目標に向かって協力することを学んできました。水との闘いは、国境や文化を超えた協力の始まりとなったのです。


1つの国だけでは解決できない地球規模の課題に対し、それぞれが持つエネルギー(パワ ー)や専門知識そしてアイディアを結集させることが求められています。

オランダパビリオンは、新たなコラボレーションを生み出す、開かれた空間となります。





日蘭交流425周年


日本とオランダは、歴史的に深い絆で結ばれています。日本とオランダの関係は、1600年にオランダ船デ・リーフデ号(愛という意味)が九州に漂着したことに始まり、2025年には、日蘭交流425周年を迎えます。


2025年大阪万博は、芸術・文化・遺産分野における国際交流のプラットフォームとして、日蘭の結びつきを一層強固なものにし、希望に満ちた未来のビジョンを共有するための共通の基盤、すなわちコモングラウンドを形成することでしょう。



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@N Lexpo2025









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